平成19年 元旦の日の出、初日の出です。管理人の自宅窓から撮影しました。


                      1日目  往路
                                     (1区) 大手町ー鶴見  大手町にて
昨年に続いて、大手町まで来てしまった。そこはお正月休みのオフィス街とは程遠い喧騒だった。7:30到着したとき最初に耳に入ったのは応援団、ブラスバンドの楽曲だった。早くもオーバーヒート気味、すごい熱気だ。こんなワンコにも出会った。(←クリック)スタートする選手は20人、この日5区間100人の選手たちがタスキをつなぎながら箱根芦ノ湖を目指す。

私は、次の応援ポイント芝5丁目行きに備えて、都営三田線に乗りやすい地下鉄入り口付近に陣取って応援することにした。そう思ったらまもなく、目の前に明大の1区走者石川卓哉君がいた。面識だけはあるので『イシカワ君、おはよう。頼むぞ!!頑張ってな!』と声をかけた。正対して頭を下げて『はい!頑張ります。』 丁寧に返事してくれた。すでにガウンを脱いでウオームアップしていた。


地下鉄入り口付近もいっぱい。何とかもぐりこんだ。スタート。カメラの用意。ポイントを選手達が踏むであろう道路の路面に照準を合わせる。その瞬間疾風のごとく水色のユニフォームと黒いユニフォームは行ってしまった。東海大の佐藤君と、東洋大の大西君だ。飛ばしている。カメラを構え遅れてしまった。すぐにしゃがんで撮ったのが上の写真。先行した2人以外は集団だ。普通1区はこうなる。先ほど声をかけた石川君も写真中央にいる。
『よし!!さあ急げ』地下鉄ホームへと急いだ。都営三田線は8:03発。駅伝スタートは9:00、大急ぎだ、ホームに下りるともう電車は入線していた。『間に合った!ほっ。』


三田発9:03 都営三田線 三田着9:13   


三田線の三田駅で降りて、地上に出るとそこは芝5丁目交差点。『急げ!』地上に出て前方を見ると目の前を黒のランニングウエア、東洋大の大西君だ。『しまった』佐藤君はもう行ってしまった。佐藤君は早すぎ、スピード違反だ。
まもなく集団の選手が来た。それがこの写真。
がっかり。佐藤君の写真を撮りそこなった。携帯TVなどでチェックすると佐藤君は相当飛ばしていてどうやら区間新記録の可能性があるという。一方三田駅のホームで聞こえてきた話で、JR電車が遅れているそうだ。それでこちらに乗り換えた人もいた。
電車を待ってベンチに腰を下ろすと汗ばんでいることに気づいた。気温が上がってきた。服を着込みすぎた。オーバーパンツは脱ぐことにした。(すっきり)
電車に乗って、品川、蒲田と来て川崎で電車が動かなくなった。何でも京浜急行蒲田付近の踏切が箱根駅伝の選手の通過にあわせて遮断機を上げたため電車に遅れが出たとか、やれやれこの先どうなることやら。この先、生麦か子安あたりで沿道に出ようと計画していたが、各駅停車は遅くて当てにならないので、快速特急で横浜へ飛ぶことにした。


三田発 8:30 川崎着8:54 で各駅停車に乗り換え予定も、電車の遅れがあるので、再び快足特急に戻り横浜へ、横浜着は9:10ころか
                               (2区) 鶴見ー戸塚  横浜東口にて


                               
快足特急は早かった。選手達の横浜東口通過予定は9:28分。まだ20分もある。しかしここは横浜、混雑が予想されるので早めに『そごうデパート』側へ渡って、場所取りをすることにした。案の定、もう人でいっぱい。でも何とかカメラをかまえられる場所を見つけ陣取った。待つこと15分。やっと来た。東海大の伊達君が通過。伊達君は逃げる。
ここは各校のエースが競う区間。
上は山梨学院の留学生モグス君。実力NO1の選手。しかしこの日は前半飛ばしすぎて終盤ブレーキ。



手前が早稲田の竹澤君(区間1位)、後ろが東洋大の黒崎君(区間3位)、この選手も強い。まさにエースのデッドヒート。


さらにつづくエースの戦い、前が中央学院大の木原君(区間7位)この日は不調か、後ろが専修大の座間君(区間5位)。


続いてまたエースの集団。前列左から順天堂小野君12位、中央は学連選抜、拓殖大の久野君11位。久野君といえば予選会で秒差でやぶれ、膝から崩れ落ちて涙に暮れている姿を目の前で見た。頑張って欲しいとおもっていましたが、区間11位はまずまず頑張った方。
続いて前列右は駒沢大の宇賀地君1年生13位。スーパールーキーです。
後列に行って、左は顔が見えませんが。豊田君(神奈川大)10位、後列中が岡本君(明治大)区間9位。城西大伊藤君(区間17位)、伊藤君は力があるだけにこの成績は不満でしょう。



遅れてきたのが、左から大東大の金塚君4年(区間20位)。中央が中央の(駄洒落じゃないです)奥田君(区間15位)、右が法政の円井君(4年)区間18位。2区は各校のエースばかり、ちょっとタイムが悪いと順位は大きく下がる。大変厳しい区間。18位だ20位だといって他の区間なら中位から意外と上位かもしれない。それくらい厳しいのが『花の2区』です。
横浜で選手の通過を見送ると、藤沢へと向かった。



横浜発 9:42 藤沢着が10:02 選手の通過予定が10:28なので余裕がある。
藤沢駅から藤沢橋まで徒歩15分。



                                      (3区)戸塚ー平塚  藤沢橋交差点にて
早稲田の藤森君(区間3位)と東洋の山本君(区間5位)です。



左から神奈川 大森選手、明大池邊選手、順天堂大松岡選手。



出会い。
藤沢から大磯へ向かう東海道線の電車の中でこんな出会いがありました。明治のぼりを見た人が話しかけて来ました。明らかに先輩です。嬉しそうでした。お2人連れで、聞けば明大スポーツという学内スポーツ新聞のOBだそうです。12年先輩、干支で一回り上の方達です。昔の話に興味がある私は色々お聞きしました。昭和39年の思い出をお聞きしました。なんといってもこの年は東京オリンピックです。当時の明大は柔道、レスリング、ウエイトリフティングを中心に60人とか70人の明大生の選手がオリンピックに参加、出場していたそうです。『それはもう、、そこらじゅうに金メダリストがいてね、大変でした。・・・』と嬉しそうに語ってくれました。東京オリンピック当時、私は小学3年生ですがよく覚えています。このころまで大学生のスポーツが頂点を極めていたと思いました。。


藤沢初10:54 大磯着 11:11  
ここは友人の誘いで藤沢駅入り口交差点よりやや遠いが鴫立沢交差点へ


                                (4区)平塚ー小田原   大磯にて

中原君、日大1年生。この区間2位、順天堂の佐藤君に続いての区間2位は立派。




駒沢大の高井君4年(区間3位)と、亜細亜大の筒井君2年(区間8位)のデッドヒート。

東野君東野君、明治大2年生の力走。この日大磯で西脇工業高校のOBたちを応援するために兵庫県高砂から見えた人たちに出会いました。東野君や5区を走った尾籠君、さらに西脇工業出身の選手達を応援するために見えたそうです。


大磯発11:34 小田原着11:52(JR)  小田原発12:02 箱根湯本着12:18 (この電車に遅れがでる)
先頭選手の通過は 12:23
  しかし、先頭選手の通過に何とか間に合う。


                               (5区)山のぼり 小田原ー箱根芦ノ湖
                                         箱根湯本駅前

奥がご存知今井君、順天堂大これで3年連続区間新。山の神様です。ランナーではなくクライマーだという人もいます。箱根駅伝のスーパースター。
手前は、日体大の北村君、こちらも強い選手。トラック、平地なら今井君より北村君の方が速い。



専修大の五ケ谷君。

そのほか写真は撮り損ねたが、明治の尾籠君が今井君続いて区間2位だった。これは立派。



箱根湯本で5区山登りの選手を見送った後、去年に続いて『おそね』へ。
第60回大会ですから23年前に日大の陸上部、駅伝部員として望んだOBの皆さんです。
日大のOBの皆さんとTVを見ながら、順天堂大の今井君の強さにあきれながら観戦しました。
私としては、明治の尾籠君が今井君には2分少々及ばなかったものの区間2位という快走にご満悦でした。
写真左の山田さんは現在鍼灸師として日大の選手達の治療にも当たっておられ、日大1年生でこの日4区で区間2位の中原君の快走を大変喜んでいました。そして復路の6区末吉君のコンディションに太鼓判を押しておられました。その通り翌日の山下りでは山田さんご期待の末吉君は見事区間賞を獲得。山田さんの喜ぶお顔が目に浮かびます。山田先生さすがです。恐れ入りました。
山田さんの右、つまり左から2番目の方が今川さん。今川さんは日大時代59回大会、60回大会で山くだりの6区を任され、60回大会では1:01:23で走って区間2位になったランナーです。その後青東駅伝でも走られた方です。皆さん往年の名ランナーさんで、楽しい人たちです。来年もまたご一緒させていただきたいと思います。

日大の優勝を期待していたんですが、惜しくも2位。33年ぶりの優勝を来年期待します。


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