第85回箱根駅伝  
                           2009年1月3日    更新 1月6日

復路(鶴見)


TV観戦で状況をつかみ、ワンセグ携帯でTV情報を追いながら家を出たのは、11時30分ころ。
鶴見税務署付近をを選手が通過は12時10分だろうとの予測で出かけました。到着したものの選手たちの通過までまだ20分以上あったので、沿道の観衆もまばら、そこで場所選びに入ります。写真を撮ろうと思うと復路は難しいのです。選手たちの後頭部を照らすように太陽は向いていて、選手の正面は逆光になりやすいのです。そこで、やむおえず車が行きかう反対側車線を観戦場所に選びました。

今朝の話に戻って、芦ノ湖を8位で中村君がスタート、区間4位の走りで順位を7位に上げ襷を繋ぎます。襷をもらった7区の安田君も快走、区間3位でさらに総合6位に上昇。続く1年生の細川君も区間7位で4位まで総合順位を押し上げました。しかしながら他校は9区10区に力のアルランナーを配していて、10位以内シードに向けて不安残ります。
東洋、早稲田と通過、日体大に続いて今か今かと紫紺のランニング遠藤君をまちます。少し遅れているようです。
来ました5番目です。しかし強敵大東大の久保君が背後に迫っています。

 『エンドー!!』  絶叫しながらシャッターをきり、写真を撮り終わると猛然とJR鶴見駅を向かいました。後続の選手達を待っていては大手町で遅れを取ります。これはひいきの大学が上位にいるからできることで、今までは他校の応援する人たちのこういう姿を見てうらやましかったのです。

       遠藤君にレース後の大手町で聞いたのですが市場中継所目前の鶴見川にかかる橋の上り       坂は
       『きつい何ていうものではないです。』
        23kmも走ってきて最後の登りは相当つらいようです。

『次はアンカーの卜部(ウラベ)君頼むぞ!!』と心の中で叫びます。



しかし、国道は横断禁止。渡れません。その間に通過する選手の写真です。
国士舘大学の平川選手と学連選抜は関東学院大の坂本選手です。
サングラスをしていますが、よくみるとこの二人似ていませんか?



つづいて、苦悩の表情で来たのは池田選手。かれは駒沢の中心選手。
大会前、優勝候補筆頭にあげられながら1区から出遅れ、それを取り戻せずまさかのシード落ちとなるのはこれから1時間少々あとのことです。




復路(大手町)


さあ、目指すは大手町。
東京駅の丸の内北口を出ます。まもなく、明大の東野主将と昨日2区を走り終えた石川君達に出会い。
東野君に4年間の労を労う言葉と今回の不出場を残念に思う気持ちを述べました。
そして
『(シード)大丈夫かなあ??』と問うと
『大丈夫とは思いますが??』
『不安だよね?』
『はい。』
ワンセグのデーターでは蒲田、八ツ山橋と後続の選手が集団で明大アンカーの卜部君に追っているという。
差が縮まっている。危ない。そう思います
4人に抜かれても良いが、5人に抜かれと11位になってします。

大手町は大混雑、沿道はもう何重にも人垣が出来ています。
何とか場所を探し、ビルの外階段から東京駅の神田よりガードをくぐる選手を望遠で望む位置を陣取りました。

優勝した東洋大のアンカー高見君が写っているのですが、肩車されているお嬢さんの旗で隠れてしまいました。胴上げの無い優勝ゴールでした。



来ました。8番です。卜部君必死の形相。追うのは学連選抜で麗澤大の佐野君。
もう10位以内は大丈夫でしょう。
     後で卜部君に直接聞いたのですが、このとき『聴牌っていました』だそうです。




東海大、帝京大と続いてゴールへ向かいます。



終了後、明大の選手関係者が集合している場所に足を運びました。大群衆で思うように進めずやっとここまでたどり着きました。
写真は右から1区1年生の鎧坂君、2区石川君3年、3区北條君3年、4区松本昴大君3年、5区小林君2年、6区中村君4年。
多くの選手たちの中でも私アオサンが特に応援していた4年生の村上君は秋からの故障でメンバーからもれました。彼は1年と2年次のそれぞれ復路の区間を走っているのですが今回は主務として裏方にって、選手たちを仕切っていました。約束どおり村上君に『4年間ありがとう、シード獲得バンザーイ!!』とやって来ました。彼も『バンザーイ!』と合わせてくれました。

アンカーを務め、ゴール直後チームメイトに胴上げされた卜部君に聞きました。
『公式戦に正選手として4年生で初めて出て、それも箱根駅伝のシードがかかるアンカーですごいプレッシャーだったのでは?』
『いいえ。楽しく走れました』あっけらかん・・
『それじゃあ、(胴上げをしてもらって)美味しいところ頂きという感じ?』
『はい、そうです。(アンカーに指名されて)嬉しいかったです。』

なるほど、だから西監督は彼の度胸を買ったのかも知れないと思いました。

母校明治大学が43年ぶりにシード権を獲得してそれをライブで見られて、選手たちに直接お礼を言えて私にとってすばらしい1月2日3日でした。

   来年はシード校として、登場できます。
   遠藤君に聞いたのですが、『シード権を持てば全然違う』そうです。
   箱根本番を目標にした練習を早くからできるそうです。
   今年は予選会に行かなくて済みます。
   あらためて、選手たちにお礼を言いたいです。

        『ありがとう』


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